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窯焚きも佳境に入り

燃え滾る火の中に薪を投げる

その時

夜空の星々が勢い窯へと雪崩れ込んでいくようなイメージが過ります。

そして炎は宇宙の力を得て土を貫き

窯の中を自在に乱舞するのです。

紫香楽の山中は鹿が鳴き

夜空にはオリオン座が輝いています。

七百光年彼方の星へと

雲居窯の火柱が昇っていくのです。