ー 私の手から生まれるもの ー
私は信楽に近い自然豊かで素朴な田舎に育ちました。幼年期はその山や川や田んぼが日常の遊び場でした。
遊びの一つで 杣川という川に流れ込む支流を奥へと遡って行くことが好きでした。
浅瀬、澱み、自在な流れ、苔むす倒木、石の形、出くわす生きもの。
拾っては捨て蹴とばし、時には魚を捕まえ、ザブザブと歩いて行きました。
この幼年期の原風景が私の意識下にはとうとうと流れているように思います。
好奇心と手触り、意味のない何かが、私の手の中でムクムクと動き出します。
Ceramic Artist
陶歴
1954 甲賀市に生まれる
1973~83 油画を学び制作する
1987~92 木、草、土による造形制作をする
1990 野焼きによる陶制作を始める
1991 信楽の陶工房で働く
1995 信楽雲井の山中に穴窯を築く
2000 信楽陶園にて初個展
以降、銀座黒田陶苑他各地にて個展
2004 NCECA(America Indiana)
/薪窯焼成ワークショップ
2005「湖国を彩るやきもの」展 (陶芸の森)
2006 中世、金山窯(信楽)再築に参加
2007「ようこそ狸御殿へ」展 (陶芸の森)
2008~12 信楽ACTにて土、陶によるInstallation
2011 京畿道ビエンナーレ(Korea)に招聘される
2013 信楽伝統工芸士に認定される
2017 FLCAM富平陶芸博物館(China)
/作品制作招聘される
金提ブゴリオンギ窯(Korea)
/薪窯ワークショップに招聘される
2018 国立台南芸術大学(Taiwan)
/作品制作、lecture
2019「交流と実験」新時代のやきものをめざして(陶芸の森)
青青土氣(Taiwan)/個展、ワークショップ
2020「奇跡の土」信楽をめぐる三つの景色(陶芸の森)
「伊賀✕信楽交流展」(崇広堂)
2022「Clay as Soft Power」ミシガン大学美術館(UMMA)
藤本秀のくずれ壺が出展される
2024 KAOLIN(Sweden)にて水犀キュレーション展に出展
クレイアーク金海美術館(韓国)でのワークショップに
招聘される